ウィルスが皮膚に感染してできてしまうウィルス性イボ。
治療方法はいくつかありますが、
ドラッグストアではウィルス性イボも治療できる塗り薬が市販されてします。
ウィルスル性イボの治療に、
このような塗り薬は本当に有効なのでしょうか?
スポンサードリンク
ウィルス性イボの治療に有効だと言われる塗り薬
ウィルス性イボは、皮膚科でも治療を行う事ができますが、
液体窒素でウィルス性イボを凍結させる方法が主流です。
定期的に長期間通う必要があり、
間隔があいてしまうと効果が薄れてしまいます。
薬だと、ヨクイニンという漢方薬がイボ治療薬として一般的ですが、
塗り薬の処方はあまり行われていません。
時間も手間もかかる皮膚科でのウィルス性イボの治療。
できれば家庭で治療したいですよね。
ドラッグストアに行くと、ウィルス性イボの塗り薬が販売されています。
有名どころで「イボコロリ」。
サリチル酸という角質軟化溶解作用を利用した医薬品で、
患部に塗布することで、厚く固くなった皮膚を取り除きます。
だけど、ウィルス性イボの市販の塗り薬は、
乳幼児の使用は禁止されているものが殆どで、
子供のウィルス性イボには使えないことが多いです。
ウィルス性イボの治療に尿素系塗り薬が有効!?
2002年に日本臨床皮膚科医学会から、
ウィルス性イボの治療に尿素軟膏療法を行ったところ、
治療率が92%に達したという報告がありました。
使われた塗り薬はウレパール。
ウィルス性イボの
患部に1日2回、尿素系の塗り薬を使用したら、
数ヶ月で9割以上の患者が治癒したというものです。
しかし、
尿素がウィルス性イボの原因ウィルスHPVに
どのように効果的な作用があるのか立証されていません。
この結果報告から既に10年以上経過していますが、
画期的なウィルス性イボの治療薬として医師が処方する塗り薬は未だにないのです。
また、
尿素系塗り薬は、副作用が出ることもあるので、
もしも、用する場合には注意が必要です。
ウィルス性イボの治療に大切なのは正確な診断
ウィルス性イボと酷似した皮膚病もあります。
たかがウィルス性イボとあなどってはいけません。
素人には見分けがつかないことも多く、自己判断は危険なのです。
子供のウィルス性イボの場合はまず心配ありませんが、
中にはウィルス性イボだと思い、
自己判断で市販の塗り薬を使用しても全く良くならず、
やっと皮膚科を受診したら皮膚がんだったというケースもあるそうです。
こういったケースは稀ですが、
皮膚病は間違ったケアをすると悪化させる恐れがあるもの。
ウィルス性イボの治療に最も大切なのは、
それが本当にウィルス性イボなのかどうかを正確に診断する事。
それにはやはり、一度皮膚科を受診する必要があります。
市販の塗り薬を使いたい場合は、
そこで皮膚科医と相談すると良いでしょう。
ウィルス性イボは、一度奇麗に治ったと思っても、
実は皮膚の奥にまだ生きたウィルスが残っていて、
再発しやすい、非常にしつこく厄介な皮膚病です。
放置や自己判断はいけません。
必ず皮膚科を受診してくださいね。
この記事へのコメントはありません。