子供の肌にプツプツとできる水いぼ。
水いぼは子供の皮膚疾患。
受診するのは小児科か皮膚科か、ちょっと悩みますよね。
私の娘は5歳の時に水いぼになりました。
その時の経験を踏まえて、
子供の水いぼはどの科に受診すれば良いのか、
水いぼの原因とは何なのか
をお話したいと思います。
スポンサードリンク
子供がなりやすい水いぼの原因
まずは、水いぼの原因について説明します。
水いぼは、
ウィルスが原因で皮膚に小さな水泡状のイボができる皮膚疾患です。
いぼの原因ウィルスは、
ヒトパピローマウィルスが有名ですが、
水いぼの原因ウィルスルは、
伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)ウィルスで、
一般的ないぼとはウィルスが違います。
感染ルートは接触感染。
水いぼは、中にたくさんのウィルスがいますが、
水いぼが破れて飛び出したウィルスに直接接触することで感染します。
その為、
プールがあったり、肌の露出が増える夏場が水いぼの流行時期です。
アトピー性皮膚炎の子供は皮膚のバリア機能が弱いため、
特に注意が必要。
水いぼのウィルスに感染すると、数か月から数年かけて、抗体ができます。
原因ウィルスの抗体ができてしまえば、
自然治癒も可能です。
では、次に小児科と皮膚科、
水いぼはどちらを受診するべきかを説明します。
子供が水いぼになったら、何かを受診する?
子供が水いぼになった場合の病院は、結論から言うと、
小児科でも皮膚科でも対処してくれます。
ただし、
治療方針は医師によって違います。
私の娘が最初に受診したのは小児科でした。
腿の内側にプツプツしたものができ、
最初は湿疹かと思ったのですが、徐々にプツプツが増えてきたので、
風邪で受診したときに、ついでに相談したところ、水いぼと診断されました。
水いぼは、体に原因ウィルスの抗体ができれば自然治癒するのですが、
その小児科では、水いぼは積極的な治療を行わず、自然治癒を待つ方針。
小児科では、このように水いぼは自然治癒を待つところが多いそうです。
風邪のお薬はいただきましたが、
水いぼについては、特定診断しただけで終わりました。
それが5月ごろのこと。
しかし、
娘の水いぼは一向に治る気配がないどころか、
反対側の内腿にまで感染が広がってしまいました。
6月の終わりには幼稚園でプールが始まりますが、
水いぼがあると、感染予防のために入れません。
そこで、今度は皮膚科を受診することに。
初めて行った皮膚科だったのですが、
「なんでここまで放っておいたんだ」と私が叱られてしまいました。
その時娘の内腿にできた水いぼは、軽く50個は超えていたと思います。
皮膚科では、水いぼは専用ピンセットで1つずつ潰す治療法が主流。
ただし、
水いぼを潰す治療法は、子供にとってかなりの痛みを伴うもの。
私の娘はなぜか大して痛がらなかったのですが、
この皮膚科では、20個くらい潰したところで、
「今日はこんなもんだな。また来なさい」
と、娘を思ってのことでしょうが、結局全部つぶしてくれませんでした。
これでは娘はプールに入れません。
なので、別の皮膚科を受診。
そこで、ようやく全部の水いぼを潰してもらうことができたのでした。
ちなみに、水いぼには潜伏期間があります。
目に見えている水いぼを全部潰したとしても、
数日後、再び水いぼができてしまうことが良くあるのです。
私の娘も、潰して数日後には、また同じ場所に水いぼが出現し、
何度も皮膚科に通いました。
小児科か皮膚科か、水いぼの受診は自分の考えに合うところを選びましょう
このように、水いぼは、
小児科や皮膚科、または医師の考え方で、
治療方針が全く変わってきます。
どの治療方針が正解で、
どれかが間違っているというわけではありません。
私の娘の場合は、元々アトピーで肌が弱く、
水いぼが増えやすい上に夏場だったので、
原因ウィルスの抗体ができるのを待つことなく、
全部潰す道を選びました。
場所が良かったのか、水いぼを潰すのに娘は「痛くない」と言っていましたが、
皮膚科の先生にはとても驚かれました。
泣き叫んで嫌がる子供が殆どなのだそうです。
それくらい、 水いぼの治療は子供にとって苦痛を伴います。
なので、子供の肌質や状況によって、
どの治療方針を選ぶか良く考えて、
子供のことを一番知っている親の意見を聞き入れてくれる医師
を探してくださいね。
この記事へのコメントはありません。