ママ通信

夏場に多い子供の皮膚病、
飛び火。


実は1年中起こりうる、厄介な皮膚病です。


範囲が広がってしまうと、完治させるまで大変な苦労を要します。


この子供の飛び火、原因は一体何なのでしょう？

そこで今回は、
飛び火が発症するメカニズムと、様々な原因
を解説いたします。

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子供の飛び火、発症のメカニズムと症状

子供の飛び火は様々なことが原因となって発症します。


飛び火を起こす原因菌は2種類で、
黄色ブドウ球菌と、連鎖球菌です。


皮膚症状にも差があります。

この2つの原因菌が何らかのきっかけで、
子供の皮膚の浅い部分に感染してしまうと、
飛び火が発症します。


子供の飛び火の原因菌が黄色ブドウ球菌の場合は、
小さな水泡や、化膿したのうほうができます。

明らかに、見た目からしていつもと違うので、
小さな水泡だと見逃す場合がありますが、
見分けがつきやすいです。


一方、
子供の飛び火の原因菌が連鎖球菌の場合は、
黄色っぽいかさぶた状になります。

一見治りの遅いかさぶたのようにも見えるので、
見分けがつきにくいです。

なんだか、子供のかさぶたがなかなか良くならないと思ったら、
実は飛び火だった、ということがありがちなので注意が必要です。

子供の飛び火の原因その1　虫刺され

子供の飛び火の原因は様々ですが、
代表的な原因の1つが、虫刺されです。


痒くて子供が掻き壊してしまい、
そこから原因菌が感染してしまいます。

また、
たくさん虫に刺されてしまった時も注意が必要です。


数か所程度ならば、体内の免疫で
飛び火の原因菌をやっつけることができますが、
たくさん刺されてしまうと、
免疫が負けて飛び火になりやすくなります。


虫に刺されてしまったら、
その場所を奇麗に洗い流し、虫刺されの薬を塗ってあげましょう。


子供が掻き壊してしまわないように、
しばらくは注意し、痒がる時は、
保冷材などで冷やしてあげると痒みを軽減することができます。


刺された場所がジクジクしたり、汁が出てくる場合は、
飛び火を発症している可能性が高いので、
速やかに皮膚科か小児科を受診してください。

子供の飛び火の原因その2　擦り傷

子供って良く転びますよね。

ちょっとした擦り傷を作る事も多いです。

この擦り傷も子供の飛び火の原因になります。


子供が転んで傷を作ってしまったら、
まずは奇麗に水で汚れを洗い流すことが大切です。

屋外のことも多いでしょうから、
帰宅したらもう一度傷の部分を奇麗に洗ってから、
消毒や抗生剤塗り薬を塗ると良いでしょう。

皮膚を乾燥させることが大切なので、
できるならば、絆創膏はしないでください。

傷は大抵かさぶたになりますが、
その色が黄色っぽかったら注意が必要です。

そのまま改善することも多いですが、
黄色いかさぶたがはがれたと思ったら、
また黄色いかさぶたができて、
それを繰り返す時は、飛び火の可能性大です。

病院を受診して、しっかり治した方が良いでしょう。

子供の飛び火の原因その3　体調不良や疲れ

子供の飛び火は原因菌が感染することで発症します。

子供が元気な時には、
原因菌に触れる機会があっても、自己免疫で退治できますが、
体調が悪かったり、疲れが溜まっていたりする場合は、
いつもは大丈夫だったのに、感染してしまう事もあるのです。


そして、
体が弱っている状態なので、気づくのが遅れると悪化する可能性もあります。

まとめ

いかがでしたか？

子供の飛び火になる原因は様々です。

★虫刺され

★擦り傷

★体調不良


また、原因不明の飛び火は、
虫刺されや転んだ時の傷のようなわかりやすいものではなく、
子供がちょっとひっかいた時にできた小さな傷だったり、
ほんの些細な行動がきっかけだったりする場合が多く、
発見が遅れがちです。


子供の飛び火は早期発見、早期治療が大切です。

早めに見つければ、塗り薬だけで治ってしまいます。

お風呂上りや着替えの時など、
1日に1回は、子供の肌状態を観察して、
皮膚の異常に気づいたら病院を受診しましょう。