酢豚にパイナップルなんて邪道じゃ~
なんて思っている人はたくさんいると思います。
私もその一人です。
生ハムにメロン、ポテトサラダのリンゴ、ピラフの干しぶどう、
そして酢豚にパイナップル・・・・
何故食べ物に果物を組み合わせるのか意味がわかりません(´Д`)
しかし、子供に「好き嫌いなく、何でも食べなさい」と
常日頃から言ってる私が、意味不明だからって理由だけで
酢豚のパイナップルを食べないわけにはいきません(T▽T)
きっと彼ら果物とて、無意味におかずの邪魔をしているわけではないはずです。
酢豚にパイナップルを入れるには、それなりの効果があるからに違いない。
ということで、
酢豚にパイナップルを入れることによってこんな効果が!
について調べてみました。
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酢豚のパイナップルの効果①
酢豚にパイナップルを入れる最も大きな効果が、
タンパク質を分解し、消化吸収をよくするからです。
パイナップルにはブロメリン(ブロメライン)という酵素が含まれています。
ブロメリンは非常に強力なたんぱく質分解酵素です。
ブロメリンはタンパク質を分解する能力に優れていて、
胃腸の負担を軽め、消化吸収を高める働きがあります。
つまり酢豚にパイナップルがあるからこそ、
肉のタンパク質もしっかり吸収できるといことです。
パイナップルを食べると舌に刺激を感じたことがある人がいると思います。
これはブロメリンのたんぱく質分解酵素の働きで、
口の中や舌の粘膜を刺激するからです。
それくらい、強力な酵素だということですね。
またブロメリンには関節炎の症状の緩和や、
腸内のものを分解する効果もあるので
下痢や 消化不良、ガス発生などの消化器系の障害にも
効果を発揮します。
酢豚のパイナップルの効果②
酢豚にパイナップルを入れる効果として
多数の人が思っているのが、
お肉が柔らかくなるからだと思います。
しかし、これは調理方法によっては間違いです。
パイナップルに含まれるブロメリンには、
お肉をやわらかくする効果があります。
また、体内に入ってからもタンパク質の分解をよくするという
効果まであります。
しかし、ブロメラインは60℃以上に加熱すると効果がなくなってしまいます。
ですので、他の具材と一緒に加熱してしまうと
お肉をやわらかくする効果は失ってしまうのです。
そこで、お肉をやわらかくする効果を失わない為には、
・酢豚が完成してからパイナップルを入れる
・豚肉を油で揚げる前にパイナップルを下ごしらえの時点で使う
のどちらかの方法で酢豚を作ってください。
ちなみに、缶詰のパイナップルだと加熱処理されているので、
酵素の働きが失われている可能性が高いです。
ですので、酢豚に入れるパイナップルは生のパイナップルにしましょう。
酢豚のパイナップルの効果③
酢豚は字の如く「食酢」が入っているので
それだけだとかなり酸っぱい料理となります。
しかしパイナップルを入れることによって、
パイナップルの酸っぱさが、酢とはまた違って甘さも含むので、
甘酸っぱいさっぱりとした美味しい味に変化します。
また、パイナップルには食欲を増進させはたらきのある
クエン酸やリンゴ酸などが含まれているため、
脂っこい酢豚をたくさん食べられる効果もあります。
この効果は、パイナップル自体を食べなくても、
そこに入っているだけで味に深みを増し食欲増進効果もあります。
まとめ
いかがでしたか?
①タンパク質を分解し、消化吸収をよくする
②お肉が柔らかくなる
③甘酸っぱいさっぱりとした美味しい味
酢豚にパイナップルを入れることによって
こんな効果があったんですね。
それ以外にも、パイナップルにに含まれる食物繊維には、
便通を促進し、コレステロールや体の毒素を排出する作用があると言われています。
それによって、大腸がん、動脈硬化、老化などを予防する働きや、
胃や腸の中で水分を吸収して膨らみ満腹感を与えるため、
食べ過ぎを防ぎダイエットにも効果があると言われています。
酢豚にパイナップルを入れるメリットはかなり大きいですね。
今までは熱いパイナップルなんて邪道と食べず嫌いで、
なるべくパイナップルを避けて食べていましたが、
これからはちゃんとパイナップルも一緒に食べたいと思います(*゚▽゚*)
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