昔からどうしても、「格好悪い」イメージがあるでべそ。
「お前の母ちゃんでべそ!」
なんて悪口もあったものですが、
最近はでべその人自体あまり見かけなくないですか?
しかし、
生まれたばかりの赤ちゃんはほとんどがでべそなのです。
つい先日生まれた姪っ子も驚く程のでべそです。
しかし、
赤ちゃんのでべそはたいていは時間が経てば
自然と引っ込んでいくそうです。
そうは言っても初めて赤ちゃんを産んだママさんは
「いつでべそが治るの?」
「このまま治らないなんてことになったら…」
と心配になりますよね。
私も姪っ子のあまりのでべそ具合に
ちょっと心配してしまっています。
そこで今回は、
赤ちゃんのでべそ
についてお伝えします。
出べそが治らない!と焦るママさん、
落ち着いて読んでみてくださいね。
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でべそはどうしておこる?
でべその原因は実は現代医学でも
完全には解明されていません。
「生まれつき」としか言えないのが現状です。
一昔前は、
「看護士さんがへその緒を切るのが下手だったから治らないんだ」
なんて言われていましたが、全く関係ありません。
(看護士さんを責めちゃいけませんよ!)
でべその種類は主に2つ。
①臍突出症
赤ちゃんのへその緒を切ったあとに出てくる
かたい組織(へその穴を塞ぐ組織)が完成すると、
通常でべそは治ります。
しかしなんらかの原因で、皮膚が窪まず飛び出したままで
でべそが治らないことがあります。
これを臍突出症といいます。
②臍ヘルニア
へその部分に起こったヘルニア。
へその部分に腸などが入り込んでとび出した状態を
臍ヘルニアといいます。
姪っ子はこの膣ヘルニアのでべそということですね。
どちらのでべそも放っておいても自然と治ることが多いです。
赤ちゃんがでべそだといけないの?
医学的に、でべそだから何かが悪くなる、
ということは一切ありません。
赤ちゃんも大人も、身体的に全く問題ないのです。
しかし、
日本社会は見た目を非常に気にするために
「でべそが格好悪い」という風潮になっています。
男性、女性に関わらず、美容面を気にして
でべそが治らないと手術をする場合があるそうです。
赤ちゃんのでべそはいつ治る?
でべその種類は、
「臍突出症」と「臍ヘルニア」の2種類
だとお伝えしましたが、それぞれ対処が違います。
臍突出症はでべその中の大半です。
赤ちゃんのほとんどが生まれてしばらくは
臍突出症です。
しかし、
2歳までに自然と治ることがほとんどです。
「赤ちゃんのでべそが治らない」と病院に行っても、
「2歳まで様子をみましょう」と言われることが
多いのだとか。
自然に治るなら無理に小さい体に傷を
つけたくありませんものね。
検診で自分の赤ちゃんだけがでべそだと焦りますが、
2歳まで気長に様子をみてあげましょう。
もうひとつのでべそである、
臍ヘルニアも、
90%が2歳までに自然と治る症状です。
へその部分に腸などが飛び出した状態のままで
治らないのは不安かもしれませんが、
ひとまず問題ないのでこちらも気長に
様子をみることになります。
もどかしい気持ちになりますが、じっと待ちましょう。
2歳を過ぎても治らない場合は、
もう自然治癒は望めないので、場合によって手術をします。
2歳を過ぎてもでべそが治らないとどうするの?
臍ヘルニアは穴が開いたままの状態なので病気として扱われますが、
臍突出症はうまく皮膚が窪まなかっただけなので
病気とは扱われません。
したがって、
臍ヘルニアには健康保険がききますが、
臍突出症にはききません。
臍突出症は美容外科手術の扱いで、
赤ちゃんでも全額自費の手術となります。
2歳過ぎといっても、まだまだ赤ちゃん。
でべそが治らないからといってすぐさま手術をするのには
デメリットも多くあります。
(レントゲンでの被爆、手術での麻酔等)
手術をするかどうかは、よく考えてからにしましょう。
本人の意思を確認できるようになってからでも遅くはありません。
まとめ
いかがでしたか?
赤ちゃんのでべそについて、お分かりいただけたでしょうか?
赤ちゃんのでべそには、
「臍突出症」と「臍ヘルニア」の2種類
あります。
赤ちゃんで出べそはどちらの場合も、
2歳までに大半が治ります。
治らないと焦る気持ちも、
じっと耐えて2歳までは待ちましょう。
赤ちゃんはでべそでもでべそじゃなくてもみんな可愛いですよね♪
周りと比べず、気楽に気長に様子をみてあげましょう。
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