パンパンにほっぺが腫れてしまうおたふく風邪。
おたふく風邪は冬から春にかけて流行することが多く、
幼稚園や保育園、小学校時代に最も感染しやすい病気です。
今はおたふく風邪の予防接種をする人も増えていますが、
実際に感染発症する子供たちも多いです。
そこで今回は、
おたふく風邪の症状や、どの程度熱が出るのかなど、
4歳の時におたふく風邪になった娘の経験談を交えながら、お話致します。
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おたふく風邪の症状
おたふく風邪とは、
ムンプスウィルスに感染するとかかる病気のことです。
ムンプスウィルスが体内に入ると、
耳の下にある耳下腺が腫れて痛みを伴います。
腫れ方には個人差があり、
片方だけが腫れる人もいれば、両方腫れる人もいます。
おたふく風邪による耳下腺の腫れは、1~2週間で引いていきます。
私の娘は、まず左側が腫れ、徐々にそれが右側に広がり、
左右の耳の下から顎まで腫れてしまいました。
おたふく風邪の名前の由来は、
この腫れた状態がおたふくに似ているからなのですが、
私の娘は、正しくおたふく状態で、医師からは、
「これは見事なおたふく風邪だ」
と感心されたほどでした。
腫れが小さいと、見逃すことがあります。
発熱があり、子供の顔が腫れているように感じたら、
子供に真上を向いてもらいましょう。
耳の下が伸びるので、腫れているかどうかわかりやすくなります。
発熱をすることが多いですが、個人差があります。
発熱があった場合も、高熱が続くことはまれで、
3日程度で解熱することが殆どです。
私の娘の場合は、発症に気づいたのが夜で受診に間に合わず、
夜中に熱が39度台まで上がり、熱のせいで頭痛もあり、とてもしんどそうでした。
しかし、次の日には38度台になり、その翌日には37度台、
発症から4日後に平熱になりました。
おたふく風邪は、
髄膜炎や睾丸炎、卵巣炎などの合併症を起こす可能性があります。
★症状が全く改善しない
★高熱が長引く
★激しい頭痛などの痛みを訴える
★熱性けいれんを起こす
このような症状が見られたら、すぐに再受診をしましょう。
おたふく風邪の治療法
おたふく風邪はムンプスウィルスが原因ですが、
このウィルスに効く薬はありません。
ウィルスなので抗生剤も効果がありません。
そのため、
安静にして自己治癒するまで待つのが唯一の治療法となります。
薬は、カロナールを処方されることが多いです。
子供が耳下腺炎の痛みを訴えたり、
高熱で苦しそうにしたりする時は、
薬で症状を緩和します。
娘の場合は、初日の夜が最も症状が重く、高熱も出て、
この時に受診が間に合わず薬がなかったので、
とても可愛そうなことをしました。
次の日の受診ではカロナールを処方されましたが、
しんどい時期を既に過ぎていたため、
結局薬を飲むことはありませんでした。
おたふく風邪の耳下腺の腫れと痛みは個人差があります。
腫れが酷いから痛いとも限らないようで、
娘は立派なおたふく風邪でしたが、
耳下腺の痛みは殆ど感じていないようでした。
もしも、子供が痛みを訴えるようなら、
柔らかく飲み込みやすい食事を用意してあげましょう。
おたふく風邪の予防接種のススメ
おたふく風邪は、予防接種で病気を回避できる病気です。
おたふく風邪の予防接種を受けることで、
発症を80%以上抑えることができます。
昔は病気になって免疫を獲得していましたが、
おたふく風邪は症状も辛く、発熱も伴い、
そして、恐い合併症を発症してしまうリスクがあります。
娘の辛そうな姿を見て、予防接種を受けなかったことを後悔した私です。
おたふく風邪は、症状や発熱には随分と個人差があるようですが、
安静に過ごし、対処理薬で症状を緩和するというのは同じです。
もしも、おたふく風邪になってしまったら、
慌てず適切な対処をしてあげてくださいね。
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