子供が入学する前には、就学時健診があり、
そこで学校から親へ向けて、入学前の準備について説明があります。
その内容は、小学校入学前に準備する用具や、
学校での生活が始まる前までに身につけておいてほしいことなどです。
しかし正直なところ、
学校が親へ求めることができる最低限のラインでの説明です。
実際には、
子供が小学校入学前には、どこまで準備したら良いのでしょう?
そこで今回は、
子供が小学校入学後に苦労しないように親が準備しておくべき3つのこと
についてお話します。
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小学校入学前に準備しておくこと①
小学校入学前に親が準備しておくこと1つ目は、
平仮名と数字は読み書きできるようにしておいてあげる。
小学校に入学すると、
たっぷりと時間を使って平仮名の授業があります。
簡単なひらがなから1つずつ書き順を丁寧に習い、
宿題も含めて何度も繰り返し書くことで、身に付きます。
ならば、入学前に読み書きの準備はいらないのかというと、
決してそんなことはないのです。
学校によりますが、
入学した次の日から連絡帳に自分でメモを書かせるところもあります。
もちろん、国語の授業でまだ出てきていない平仮名も普通に書かされます。
矛盾点を突っ込んでも仕方ありません。
これが現実です。
算数については、
特に数字の書き取りもないまま、授業に突入するところもあります。
なので、可能であれば、
小学校入学前に平仮名と数字の読み書きはできた方が良いです。
子供が平仮名と数字の読み書きができるだけで、
慣れない小学校の生活が、ぐっと楽になります。
きっちりやらせる必要はありません。
幼児でも、平仮名や数字が読み書きできた方が便利なことはたくさんあります。
幼稚園や保育園で平仮名と数字を全く教えない方針の場合は、
家庭で遊びを交えつつ、年長になった頃に、読み書きを意識して、
子供が小学校で躓かない程度に準備をしてあげた方が良いでしょう。
小学校入学前に準備しておくこと②
小学校入学前に準備しておくこと2つ目は、
時計は読めた方が良いです。
時計は小学校1年生の算数の授業で習います。
だから、
それまでは別に時計が読めなくても困らないじゃない、
と思いきや、そうでもないのです。
学校にはチャイムがありますが、
今は、騒音問題や子供の意識を高めるために、チャイムを廃止し、
子供たちが自分から時計をチェックして、
時間になったら行動するように指導する小学校もあります。
チャイムがある学校でも、
先生は「○時○分までに終わらせましょう」などと、
時間を指定して授業を行うこともあります。
それに、友達と学校に行く約束や、
遊ぶ約束は時間で集合を決めますよね。
そもそも、時計は人間の生活と切っても切れないもので、
時計をちょっと意識しながら生活するだけで、時間の概念が身に付き、
案外子供は時計を読めるようになるものなのです。
むしろ、時計を読むことを「算数のお勉強」から入ることで、
苦手意識が強くついてしまう場合もあります。
幼稚園でも、保育園でも、登園や降園の時間が決まっていますよね。
子供が大好きなテレビ番組の時間や、起きる時間、寝る時間、
毎日時計を意識できる機会はたくさんあります。
何より、子供が時計を読めるようになり、
ある程度自分で時間を意識しながら動けるようになると、
育児がぐっと楽になります。
家の要所、例えばテレビの横や、玄関などに、
子供が見やすい大きさの、できればアナログ時計を置いて、
日常的に「○時に家を出るよ」と、子供に時間を意識させましょう。
長針は、最初は「長い針が1にきたら」などと説明すると良いでしょう。
小学校入学前に時計を読む準備ができているだけで、子供は楽になれます。
小学校入学前に準備しておくこと③
小学校入学前に準備しておくこと3つ目は、
早寝早起き朝ご飯の生活習慣を身につけることです。
幼稚園によっては、バスの時間がのんびりだから、
子供は8時に起きれば充分間に合う、という家庭もあると思います。
その場合、起床が遅いので、就寝も遅くなりがちです。
しかし、
小学校は違います。
家が近くても、8時前には家を出発する場合が多いですし、
集団登校の場合は、決まった時間に集合場所に
集まらないといけません。
学校の生活は、かなり体力を消耗します。
小さな体で大きなランドセルを背負って登校、
午前中は4時間授業があり、体育や、生活の授業での外活動することもあります。
やっとの給食も、苦手なものが出て残してしまうかも。
その後、もう1時間授業をして、やっと下校です。
学校の生活を元気よく意欲的に過ごすためにも、
早寝早起きをして、しっかりと朝ご飯を食べることはとても大切です。
子供は小学校入学後、しばらくは緊張した毎日を送ります。
ただでさえ疲れるので、入学前に生活リズムを朝型にして、
小学校の生活に子供の体力が慣れるように準備してあげましょう。
小学校入学前の準備は、用品を揃えるだけではありません。
少しずつ小学生になった時のことを意識して生活することを始め、
子供の小学校生活をフォローしてあげてくださいね。
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