おたふく風邪といえば、
水疱瘡と並んで子供の頃にかかりやすい伝染病の代表的な1つ
と言うかんじですよね。
おたふく風邪(流行性耳下腺炎)は名前の通り、
おたふくのお面のように顔が腫れる病気です。
おたふく風邪は症状そのものよりも、
おたふく風邪を子供が感染することによって起こる
難聴や脳炎の合併症が心配なことから
現在では予防接種によって予防できる病気です。
しかし、
子供が予防接種を受ける前におたくふ風邪に罹ってしまう場合も・・・・
そこで今回は、
おたふく風邪の症状!子供が罹ったらどうする?治療法は?
について調べてみました。
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子供のおたふく風邪の症状は?
子供がおたふく風邪に感染した時、
その症状は、
★耳の付け根の痛み
★発熱
★あごの下(顎下線)の腫れ
★頭痛
★嘔吐
などがあります。
おたふく風邪の症状は、
まず、子供がどちらかの耳の付け根を痛がります。
そして次第に腫れてくるといった症状です。
ほおやあごが腫れるだけでなく、
38〜39度の高熱を伴うこともあれば、熱が出ない場合もあります。
また、
無菌性髄膜や脳炎を合併症として引き起こしている場合は、
ひどい頭痛や嘔吐も伴っている可能性もありますので、
その時は速やかに小児科を受診しましょう!
子供のおたふく風邪の症状はどのくらい続くの?
子供のおたふく風邪の症状は、潜伏期間が16〜18日間
になります。
子供のおたふく風邪は発症後、
腫れと痛みは2〜3日目がピークと言われています。
おたふく風邪を発症後、
5〜7日、長くて10日ほどで治ります。
腫れるのは片方だけのこともありますが、
約半数は数日後に反対側も腫れてきます。
腫れたところは、ややかたくなっていて痛みがあります。
子供のおたふく風邪は症状の腫れがひくまでは、
他の子にうつすので、他の子供と遊ばせたり・登校登園するのは避けましょう。
おたふく風邪、症状の治療と子供のホームケアは?
おたふく風邪と同じような症状として他にも、
耳の下やあごが腫れる病気は「リンパ節炎」や「反復性耳下腺炎」もあります。
こういうことから、
おたふく風邪は安易に症状を見て自己判断せずに
必ず子供を連れて小児科を受診しましょう!
〈おたふく風邪の子供の治療〉
おたふく風邪の治療は対症療法(困っている症状を軽くする治療)しかなく、
抗生物質などは効きません。
腫れや痛みが強い時は鎮痛剤が処方されることもあります。
〈おたふく風邪の症状、子供のホームケア〉
おたふく風邪の子供のホームケアは、
痛みがひどい時など、嫌がらなければ、
腫れたところに冷たいタオルなどを当てて冷やしてあげると
痛みがやわらぎますよ(^^)
おたふく風邪の症状は耳下腺や唾液腺が腫れて、
唾液が出るとより痛み、子供の食欲が落ちてしまいます。
赤ちゃんですと、母乳やミルクの飲みが悪くなったり
機嫌が悪くなることもあります。
子供の食事は酸味の強いものなどは控え、
柔らかくて消化のよいものを調理して与えてあげましょう。
また、
前述でも少し触れましたが、おたふく風邪を子供が発症した場合、
耳の下が腫れてくる数日前から発症後10日ぐらいの間が
人に感染しやすいので、その間は家で安静にしましょう。
おたふく風邪、子供の合併症の症状
おたふく風邪の症状よりも、
子供が合併症を引き起こすことが実は恐れられており注意が必要です。
思春期以降におたふく風邪に感染すると、
精巣炎や卵巣炎を起こし不妊にもつながることもあるんです。
またおたふく風邪の合併症の症状は子供に難聴を引き起こすこともあります。
聞こえが悪いようなら、聴力検査をしてもらうことをおすすめします。
まとめ
おたふく風邪は何よりも合併症の症状に気をつけて、
子供が感染した場合は、速やかに小児科を受診しましょう。
またおたふく風邪は予防接種で防げる病気です。
ご兄弟がおられる場合は、
子供が集団生活を送る前までに、
おたふく風邪の予防接種を行うことをおすすめします(^^)
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