妊娠・出産はとても嬉しい幸せな出来事です。
しかし、どの年代の人でも妊娠・出産には様々なリスクを伴います。
そのリスクは年齢を重ねるごとに多くなっていきます。
前回は高齢出産の赤ちゃんに関するリスクについて書きました。
高齢出産の赤ちゃんに関するリスクはこちら
高齢出産についてはこちら
高齢出産は赤ちゃんだけではなく、
もちろん母体にもリスクが多々あります。
今回は、高齢出産の母体に与えるリスクについて調べてみました。
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高齢出産。母体へのリスク①妊娠高血圧症候群
高齢出産の母体のリスクとして
「妊娠高血圧症候群」があります。
妊娠高血圧症候群は以前は
「妊娠中毒症」と言われていました。
妊娠高血圧症候群は
妊娠20週~分娩後12週に発症すると言われていて、
高血圧、蛋白尿、浮腫(むくみや1週間に500g以上の体重増加)
などの症状がいずれか1つ、
あるいは2つ以上が現れる病気のことです。
中でも、高血圧が一番注意が必要です。
妊娠高血圧症候群の発症率は、
全妊婦の約10%と言われていますが、
高齢出産の35歳以上だと14~18%、
45歳以降では約29%と
確立が上がります。
高齢種出産で確立が上がるのは、
加齢による内臓機能の低下が原因
と言われています。
妊娠高血圧症候群は重症になると、
脳や神経などさまざまな臓器に障害が起こり、
「子癇」「HELLP症候群」「常位胎盤早期剥離」
など母体の命に関わることもあります。
また、
母体の環境が悪化するのでもちろん赤ちゃんにも影響が及びます。
赤ちゃんに酸素や栄養が届かなくなり
「胎児発育不全」や「低出生体重児」、
最悪の場合にはお腹の中で赤ちゃんが亡くなってしまう
「子宮内胎児死亡」なんてこともあります。
そうならない為にも、
早期発見および食事・栄養指導を
受けることが大切です。
また、
体重管理にも十分注意しなければなりません。
高齢出産。母体へのリスク②難産
高齢出産の人は難産になりやすいと言われています。
特に初産の方です。
理由は、産道が硬くなってしまっている上に、
骨盤が開きにくくなっている為、
赤ちゃんが出てくる迄の時間が掛かり過ぎ、
産まれるまでの時間が長くなってしまう傾向があるからです。
また、血管が硬く為っているが為に、
血圧上昇という心配も出てきます。
出産までの時間がかかりすぎると、母体はもちろんのこと
赤ちゃんにも悪影響が及ぶ場合があります。
その為、高齢出産の場合は
帝王切開を選ぶことが多いです。
しかし、
あくまでも出産にかかる時間は個人差があるので
必ずしも「難産になる」というわけではありません。
でも、
病院によっては高齢出産ではトラブルのリスクも高くなるため、
それを避けるために
あらかじめ帝王切開を選択するも病院もあります。
ですので、病院の方針をしっかり知っておくのと、
選択できる病院なら先生と「自然分娩」「帝王切開」どちらにするか
しっかり話をして決めてくださいね。
高齢出産。母体へのリスク③産後の回復が遅い
出産は女性にとって、人生の大偉業です。
出産にはかなりの体力を消耗することになります。
若い人でも出産後は、クタクタになります。
高齢出産の年代は、
個人差はあっても若い頃より体力は落ちています。
その為、産後の回復が遅くなりがちです。
また、育児も体力と気力が必要ですが、体力が落ちているので
若い時のようにはいかないかもしれません。
でもこれもあくまでも個人差があります。
焦らず無理せず自分のペースで乗り切りましょう。
まとめ
高齢出産の母体へのリスクは
②難産
③産後の回復が遅い
高齢出産は様々な不安がつきまとうのも事実ですが、
赤ちゃんのことを大切に思い、
自己管理を徹底することで
防げることもたくさんありますので、
高齢出産に関するリスクは頭に入れながらも、
穏やかに落ち着いて妊婦生活を過ごしたいですね。
健康で元気な赤ちゃんを産むために
高齢出産にかかわらず、健康な赤ちゃんを産むためには、
葉酸を摂取することは大切です。
葉酸サプリには、
妊婦さんに必要な栄養素がたくさん配合されていますし、
お腹の胎児が成長過程において、
細胞分裂していくための必要な栄養だと言われています。
そういったことから、厚生労働省でも
妊婦さんや妊活を始める方に葉酸サプリを摂取するように推奨しています。
ただ、
葉酸サプリと一言で言っても、
たくさんの種類があって、悩んでしまいますよね。
そこで、
葉酸サプリを選ぶ際のポイントについても調べてみましたので、
こちらも参考にしてくださいね。
↓
ママニックとベルタの葉酸サプリ。おすすめはどっち?徹底比較してみた!
健康で元気な赤ちゃんを授かるためにも、
葉酸サプリは忘れずに摂取するようにしてくださいね。
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